2017年

みなさま、今年も大変お世話になりました。
特に2017年後半は、患者さんたちに支えられていることを改めて、ひしひしと感じた年となりました。

コロンが亡くなって、正直言うと仕事に行きたくない日もありました。
でも、あたたかい言葉をたくさんいただいたり、『今日はあの患者さんが来る日だ』と思うと、患者さんたちに会いたいから仕事に行ける自分がいました。

それは、昔の自分では考えられないことでした。

暗い話を少しだけ書かせていただきますと…。
私は子どもの頃、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)で、2年間ほど家族以外の人と全く話せない時期がありました。
もちろんその時期、友達なんて1人も出来ず…。

そのせいなのか、大人になっても人とコミュニケーションを取るのが本当に苦手で。
実は、動物看護師になろうと思ったのは、動物が大好きだということ以外に、『人とのコミュニケーションが苦手だから』というネガティブな理由もあったのです。


しかし、クローバーの面接の時に私は、

「どんな動物看護師になりたいですか?」

と、聞かれ、

「飼い主さんたちと積極的にコミュニケーションを取れる看護師になりたいです」

と答えました。

でもこれは『そういうことを私はやります!』ということではなく、本当に『そういう看護師さんになれたらいいけど…私には無理っぽいけど…』という、これまたネガティブな感情がありつつで…(笑)
『夢のまた夢』を面接で言ってしまったような気がしていました。

しかし、ブログなどをキッカケに、患者さんの側から話しかけていただくことも多くなり、少しずつこちらから話しかけたりも出来るようになって。

あの時の夢が叶ったか?と言われるとまだまだですが、10年以上経って、飼い主さんたちとコミュニケーションを取るのが好きな看護師には成長できたのかなと思います。

でもそれは、患者さんたちがあたたかく接してくださったからこそです。
どんくさい看護師なので、いつか「早くしろや!!」とか怒られる日が来るんじゃないかと思って10年あまり過ごしてきましたが(笑)
そんなこともなく、本当にあたたかく見守っていただいて。
本当に感謝しています。

特に2ヶ月前のあの日、ブログにコロンのことを書いた直後から、たくさんお言葉をいただいたり、お花などをわざわざ持ってきていただいて。
たくさんの方たちに支えられていることを改めて感じました。
本当にありがとうございました。

なんだか取り留めのない文章になってしまい、申し訳ありません。
でも、今しかこういうブログは書けないような気がしたので、そのまま載せさせていただきます。
相変わらず寝てる姿が長すぎるクロに免じて許してください(笑)

さて!来年は1月4日(木)より、通常通り診察しております。
来年もよろしくお願いいたします!
みなさま、良いお年をお迎えください。