お薬攻防戦

吐くのが続いていたため、ここのところクロに胃薬を飲ませています。
(本人はいたって元気です!)

クロに薬を飲ませるのは子猫のころ以来。
私の手からあげたものは、薬でも何でも警戒せずに食べてしまうほど純粋無垢だったクロも、もうすっかり大人なわけで。
やはり、簡単には飲んでくれません。

もちろん、飼い主は動物看護師なので、嫌がっても喉に無理やり押し込んで飲ませていたのですが、薬の時間になると雰囲気を察して高い所に逃げるようになってしまいました…。
賢いヤツめ(笑)

そこで、飼い主さんたちがやっているとよく聞く『チュールに薬を混ぜて飲ませる』という方法を試してみることに!

「クロー!チュールだよー!」

案の定、慌てて降りてくるクロ。

「ほらほらー!おいしそうだねー!どうぞー」

クロの前に薬の混ざったチュールを差し出すと…
なんと、食べません!!
なんで!?

念のため、チュールのみであげてみると、そちらはペロッと完食。
薬入りがバレた…?

その日は結局、チュールまみれになった薬を喉に押し込んで飲ませたのですが、翌日にもう一度試してみることにしました。

今度はクロを呼んだりせずに、こっそりとお皿に薬入りチュールを入れました。
いかにも、バレたくないような感じに、物音もなるべく立てずに、そーっとお皿をテーブルの下に隠してその場を離れると…

降りてきたクロが…

薬入りチュールをバクバク食べているではありませんか!!(笑)
数秒でペロリと完食!!

薬が入っていたから食べなかったのではなく、なんとなく良くないものを食べさせられそうな雰囲気だったから食べなかったんですね…(笑)
これから薬を飲ませる時には、知恵比べになるんだなぁと思う今日この頃です。