薬を飲ませる

村元家の猫・トラは毎日、腎臓病の薬を飲んでいます。
…と言いますか、毎日無理やり飲ませています(笑)

動物に薬を飲ませるのって大変ですよね。
食欲がモリモリある子ならフードに混ぜたらそのまま食べてしまうかもしれませんが、トラの食欲はイマイチ。
でも薬は色んな種類のものを飲ませなければなりません。

シロップの薬はシリンジ(針のついていない注射器)を犬歯の後ろ辺りに挿入して飲ませています。

錠剤はノドの奥に押し込む!
でも、だんだんトラも慣れてきて上手に吐き出したりするのですが、押し込んだ直後にシリンジやスポイトで水を飲ませると比較的飲んでくれたりします。

粉薬はベタッとしたタイプの缶詰に混ぜ、口を開けさせて、上アゴに塗っています。
犬は砂糖水に混ぜて口に塗ったりしますが、猫はあまり甘味を感じないせいか、トラには缶詰の方があげやすいです。

カプセルの薬は外側のカプセルを開けて、中身の粉だけを粉薬の時と同じようにあげています。
(カプセルの中身だけを与えていいかは病院に確認しましょう!)

食欲のあるワンちゃんなら、缶詰をだんごにして飲ませるのが1番バレにくいかもしれません。
当院でオススメしているのは、薬をギリギリ隠せるくらいの小さめの缶詰だんごを4〜5個用意する方法です。

まずは2〜3個の何も入っていない缶詰だんごを1個ずつワンちゃんに与えます。(いきなり薬入りをあげると、疑って噛んで食べたりするため)
何も入っていないと油断したところで薬入りをあげます。
この時、もう1個の何も入っていないだんごをチラつかせると、薬入りだんごを慌てて食べてくれたりするのです(笑)
ぜひやってみてくださいね!

ちなみに薬をベタベタ触った手で全部のたんごを作ると、薬の入っていないものも薬臭くなってしまいますのでご注意を!
缶詰以外にもバナナや炊いた白米などを使うのもいいかもしれません。(使うとしても少量にしましょうね!)